自宅で手軽にムダ毛ケアができる家庭用脱毛器。カミソリのように刃が直接肌に当たることがなく、毛抜きのように無理に毛を引き抜くこともないため、肌への負担が少ない脱毛方法として人気があります。
でも、安全性に関してはどうでしょう。ヤケドをしたり、何かトラブルが起きたりする心配はないのでしょうか。
そこで今回は、購入する前に知っておきたい家庭用脱毛器の安全性についてご説明していきたいと思います。
このページでわかること
脱毛器の安全性に関して多い不安は?
キレイになるために購入した脱毛器で、何かトラブルが起こってしまったら嫌ですよね。脱毛器の安全性に関してみなさんが持つ不安や疑問について見ていきましょう。
体に悪影響を及ぼすことはないの?
家庭用脱毛器のフラッシュやレーザーは、メラニン色素を多く含む毛根部分(毛乳頭や毛母細胞)に反応する光を照射し、熱エネルギーによって毛根にダメージを与えるという方法で脱毛を行います。
毛根にダメージを与えるほどのパワーがある光なら、体や肌に何か悪い影響があるのでは…と心配になってしまう方も多いようです。
しかし、脱毛器使用されている光は「可視光」といって、日常的に浴びている太陽の光と同じ種類のものです。放射線などと違い、体に害のある光ではありません。
また、光が届くのは皮膚表面のごく浅い部分なので、内臓に影響を与えることもありません。皮膚がんになる心配をされる方もいますが、皮膚がんの大きな原因は「紫外線」です。フラッシュやレーザーの光は可視光なので、こちらも心配ありません。
妊娠中に使っても大丈夫なの?
前述したとおり、フラッシュやレーザーの光が届くのは皮膚の表面に近い部分なので、脱毛器を使用したからといって赤ちゃんに影響を与えることはありません。ただし、妊娠中は脱毛時の刺激や痛みが母体のストレスになることはあり得ます。
また、妊婦さんは肌が敏感になっているため、脱毛器の刺激が肌トラブルを引き起こす可能性が高くなります。
ホルモンバランスの影響で体毛が濃くなることも多い妊娠中は、ムダ毛処理をしたくなる時期でもありますが、出産後体調が落ち着いてから行うようにして下さい。
妊娠中の脱毛について詳しくはコチラから→『妊娠中でも家庭用脱毛器は使えるの?』
レーザーやフラッシュの光を直接見ると失明する恐れがあるって本当?
家庭用脱毛器のなかには、顔または鼻から上の部分の照射を禁止しているものも多くあります。これは、レーザーやフラッシュの光が目に入らないようにするためです。
脱毛器の光は黒いメラニン色素に反応するため、光を直視すると瞳が光を集めてしまい、網膜にダメージを与える可能性があります。
ただし、これは故意に眼球に向けてレーザーなどを当てた場合であって、脱毛の最中に漏れて見える光で影響が出ることはないでしょう。
しかしながら、顔周辺の脱毛をしている際にあやまって目に照射してしまうことはあり得ます。実際に脱毛器の使用が原因で失明したという事例はありませんが、サングラスを着用する、目の周辺には使用しないなど細心の注意を払いましょう。
脱毛器を安全に使う方法
ご説明した通り家庭用脱毛器は安全性の高いものですが、使用方法を誤ればトラブルが起こる可能性もゼロではありません。次は、脱毛器の安全な使い方についてご紹介していきたいと思います。
照射レベルを上げすぎない
家庭用の脱毛器は、美容クリニックやエステサロンで使用されているものに比べ、照射出力は低くなっています。しかし、それでも出力が高すぎれば、ヤケドをしてしまう可能性はあります。
できるだけ脱毛効果を上げたいという気持ちはよく分かりますが、初めは出力を低く設定し、様子を見ながら徐々に上げていくようにしましょう。また、1回のケアで同じ箇所に何度も照射することはやめましょう。
日焼けした肌には使わない
レーザーやフラッシュの光は、メラニンの濃い部分に反応します。日焼けをすると肌表面にメラニンが大量に生成されるため、光が毛根部分まで届かず肌に反応してしまいます。
そうなると、脱毛効果が下がるだけでなく、ヤケドをしたり痛みを強く感じたりする可能性が高くなります。
また、日焼け直後の肌は熱をもっていたり、乾燥していたりして刺激に敏感な状態なので、脱毛によるトラブルが起きやすくなります。脱毛中は紫外線対策をしっかり行い、日焼けした直後は脱毛を行わないようにしましょう。
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冷却・保湿をしっかり行う
脱毛をした直後は肌が熱を持っているため、保冷剤でしっかり冷やして鎮静しましょう。また、クリームなどを塗って十分に保湿することも大切です。
このとき、メントールが配合されたスーッとした清涼感のあるタイプのローションは、肌の刺激になることがあるのでオススメできません。使用感が優しく刺激の少ないものを選んでください。
使用可能な部位をしっかりチェックする
脱毛器はどれも全身のあらゆるムダ毛を処理できるわけではありません。メーカーによって、使用可能な部位が決まっています。
特にVIOラインのうちのIラインとOラインは、使用を推奨していない機種が多くあります。(Vライン=ビキニライン、Iライン=陰部の両側、Oライン=肛門周辺)
VIO脱毛について詳しくはコチラから→『VIO脱毛をしたいなら家庭用脱毛器におまかせ!』
取扱い説明書に使用を控える旨が書かれているにも関わらず自己判断で使った場合、ヤケドや肌トラブルが起こる恐れがあります。
また、使用可能な場合でも、VIOラインはとてもデリケートな部分なので、鏡などで確認しながら慎重に脱毛をしてください。
まとめ
口コミなどで見かける、「脱毛器でヤケドをした」「赤みが出た」というケースは、自己判断での無理な使い方が原因である場合がほとんどです。
家庭用脱毛器は、一般の方がご家庭で安全に使えるよう、美容クリニックやエステサロンで使用しているマシンよりも出力が弱く設定されています。
取扱い説明書をよく読み正しい使い方をすれば、安全面での心配はありません。